事務所・弁護士紹介

事務所について

Mieli は、フィンランド語で「心」や「気持ち」を意味します。
私たちが関わる方は、何らかの法律問題を抱えて、悩んだり苦しんだりしている方が多いです。
そのような方々の心に寄り添いながら、弁護士としてできることを考えていきたいと思い、Mieli という名前にしました。

刑事事件、民事事件、家事事件など、個人の方や法人が抱える問題に広く対応していきます。
お気軽にご相談下さい。

弁護士紹介

山田恵太(東京弁護士会)
弁護士/公認心理師・臨床心理士

弁護士として活動を開始してから、いろいろな事件を経験させていただきました。
現在も、個人の方の事件を中心としつつ、法人からのご相談も受けさせていただいています。

その中でも、私は、特に障害のある人や罪に問われた人の権利を守る活動に力を入れています。
私自身は、もともと弁護士を目指していたわけではなく、障害のある人(特に知的障害・発達障害・精神障害のある人)の支援に携わりたいと考えていました。
しかし、福祉事業所でボランティア等をしている中で、障害があることで法的にも多くの不利益を背負わされている人がたくさんいることに気付きました。そこで、障害のある人の法的なサポートを担いたいと考え、一念発起して弁護士を目指しました。
そのため、今も、障害のある人からのご相談を積極的に受け付けています。
あわせて、弁護士としての活動だけでなく、罪に問われた障害のある人の支援をする団体(東京TSネット)や障害のある人の支援に携わる弁護士ネットワーク(全国トラブルシューターネットワーク)の運営などもしています。

また、そんな経緯もあって、弁護士登録後に大学院で心理学を学び直し、公認心理師・臨床心理士の登録もしております。
このような経験も、弁護士の仕事にも活かしていきたいと思っています。

依頼者の方々のそれぞれのお話を伺いつつ、弁護士として、できるかぎり力になれることを考えていきたいと思っています。

経歴

2008年3月 筑波大学第二学群人間学類卒業
2011年3月 千葉大学法科大学院修了
2012年12月 弁護士登録(新65期)
東京弁護士会の公設事務所である弁護士法人北千住パブリック法律事務所に入所
2017年1月 アリエ法律事務所開設
2020年10月 Mieli法律事務所開設
2022年3月 大正大学人間学研究科臨床心理学専攻修了
2022年10月 公認心理師登録
2023年4月 臨床心理士登録

活動

所属委員会

  • 日本弁護士連合会 人権擁護委員会障がいを理由とする差別の禁止法制に関する特別委員会
  • 日本弁護士連合会 刑事法制委員会
  • 東京三弁護士会 障害者等刑事問題検討協議会
  • 東京弁護士会 刑事弁護委員会
  • 東京弁護士会 高齢者・障害者の権利に関する特別委員会

著書・論文

著書

  • 『新・実践刑事弁護—昇平弁護士奮闘記』(東京弁護士会刑事弁護委員会編)現代人文社,2016 ※分担執筆
  • 『Q&A障害者差別解消法—わたしたちが活かす解消法 みんなでつくる平等社会』(野村茂樹・池原毅和編)生活書院,2016 ※分担執筆
  • 『子どもの権利ガイドブック[第2版])』(日本弁護士連合会子どもの権利委員会編)明石書店,2017 ※分担執筆
  • 『自由を奪われた精神障害者のための弁護士実務—刑事・医療観察法から精神保健福祉法まで』(姜文江, 辻川圭乃編)現代人文社,2017 ※分担執筆
  • 『治療的司法の実践―更生を見据えた刑事弁護のために』(指宿信監修,治療的司法研究会編著)第一法規,2018 ※分担執筆
  • 『ソーシャルアクション!あなたが社会を変えよう!—はじめの一歩を踏み出すための入門書』(木下大生編著,鴻巣麻里香編著)ミネルヴァ書房,2019 ※分担執筆
  • 『情状弁護アドバンス』現代人文社,2019 ※分担執筆
  • 『障害者をめぐる法律相談ハンドブック』(池原毅和編著)新日本法規,2020 ※分担執筆
  • 『障害者弁護ビギナーズ』(東京TSネット編)現代人文社,2021 ※分担執筆
  • 『更生保護学事典』(日本更生保護学会編)成文堂,2021 ※「成年後見制度」を執筆
  • 『更生支援計画をつくる—罪に問われた障害のある人への支援(第2版)』(水藤昌彦監修,東京TSネット編)現代人文社,2024 ※分担執筆

論文

  • 「〔付添人の窓—弁護士の見た医療観察法—〕(第3回)対象行為を争った事案—不処遇決定に対する抗告について—」,精神科治療30巻5号,2015
  • 「第13回季刊刑事弁護新人賞[優秀賞]共に歩み,闘った2年」,季刊刑事弁護85号,2016
  • 「各地で息づく『治療的司法』の実践」特集「福祉的支援を必要とする人の刑事弁護」,季刊刑事弁護87号,2016
  • 「第2分科会 司法と福祉の支援のギャップを洗い流す:罪に問われた障害がある人の支援に焦点化して(日本司法福祉学会第17回大会 司法福祉学のこれから)」,司法福祉学研究17号,2017
  • 「書評『訴訟能力を争う刑事弁護』(Genjin刑事弁護シリーズ(18))訴訟能力研究会編」,精神医療87号,2017
  • 「障害のある人の刑事弁護:事例報告を中心に(特集「治療的司法・正義」の実践と理論)」,法と心理18巻1号,2018
  • 「第4分科会 更生支援を当事者はどう見ているか:支援を受けた本人の“語り”から,司法と福祉の連携を批判的に検証する(日本司法福祉学会第18回大会 多様な人々の共生と司法福祉学)」,司法福祉学研究18号,2018
  • 「介護保障ネット<事例報告>(第20回)独居を見据えた申請において24時間介護が実現した事例」,賃金と社会保障1735・1736号,2019
  • 「多様な支援ニーズのある人に刑事司法はどう向き合うのか—罪に問われた障害のある人の弁護・支援の経験を踏まえて」,法律時報96巻3号,2024

インタビュー